ご挨拶
2023年度 認定臨床栄養医研修会(東京研修会)開催にあたって
竹本 稔
国際医療福祉大学医学部 糖尿病・代謝・内分泌内科学
このたび、2023年7月2日(日)に2023年度 認定臨床栄養医研修会(東京研修会)をKFC Hall & Rooms(東京両国)で開催させていただくこととなりました。
本セミナーは、日本臨床栄養学会により主催され、社会的ニーズでもある、疾病の予防と診療に必要な栄養に関する総合的な知識と技量を有する優れた医師の育成を目的としています。平成20年度より日本臨床栄養学会認定臨床栄養医制度が設立され、そのための教育的企画として、今年度も研修会を実施いたします。このような重要なセミナーの当番世話人を担当させていただきますことを大変光栄に存じます。
さて、今回のテーマは「ダイバーシティに対応した臨床栄養学」とさせていただきました。
近年、疾病構造の大幅な変化(生活習慣病や多疾患などの慢性化・複雑化)があります。そのような多様化(ダイバーシティ)した医療現場で栄養指導・管理に関してでも臨機応変に対応する必要があります。本講演会では、基調講演で神奈川県立保健福祉大学の鈴木 志保子先生から「アスリートための栄養学」、早稲田大学理工学部の柴田重信先生から「時間栄養学」に関するご講演をいただきます。特別講演では本学会理事長 菅野義彦先生から「慢性腎臓病ための栄養学」に関するお話をいただきます。ランチョンセミナーでは千葉大学附属病院病院長の横手幸太郎先生から「糖尿病・肥満症に対する栄養学」のご講演をいただきます。午後のセッションでは子供から高齢者まで、各分野におけるup-to-dateな栄養学に関するご講演をいただきます。
本セミナーが、参加される皆様にとって実り多いものとなり、明日からの診療の一助となりますことを祈念しております。なお、有料の研修会ではございますが、認定臨床栄養医の資格取得に関わらず、広くご参加をいただき、臨床栄養学の研究推進にご理解とご協力を賜りますようご案内を申し上げます。
最後に、本セミナーの開催にあたって、ご登壇を快諾いただきました諸先生方、事務局として運営にご尽力をくださった日本臨床栄養学会事務局 株式会社コンパス 鴻和子様、ならびにご寄付、共催、展示、広告掲載などで本セミナーにご協力をいただきました各社の皆様に改めて深謝申し上げます。