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理事長挨拶

 理事長    菅野 義彦

理事長 菅野 義彦 2019年10月に理事長に選任されました。これまで日本臨床栄養学会を支えてくださった多くの先生方が名誉会員となられたため、現在の理事を中心に経験の少ない世代で学会を運営する重責を感じております。

 昨今の社会の流れは私達医療者の働きや学びの姿を変えてしまうようです。職場で働く中で研究をまとめて学会で発表するという、私達の世代が慣れ親しんだステップをこれからも続けていくことは時間的にも資金的にも難しくなっています。学会のあり方も必要とされる役割に合わせて変わっていく必要があり、これまでそれぞれの施設で行ってきた教育や研究を学会主導で行い、それをガイドラインとして臨床現場へフィードバックするようなことが期待されています。

 日本臨床栄養学会は特定の疾患や領域に偏ることなく、臨床現場における栄養問題をひろく扱ってきましたが、わが国における臨床栄養学は最初に戦後の食糧不足に際してどのように栄養を効率よく摂るかというところからスタートしました。そして社会経済の復興とともに過食による健康障害を解決するための栄養学に変わりました。更に近年では高齢化に伴う低栄養とその合併症にいかに対応していくかというテーマに大きく変化しつつあります。時代とともに学会もスリム化が必要と考えていますが、それでも日本臨床栄養学会の使命である、1) 医師に対する栄養教育、2) そのための管理栄養士養成とシステム構築、を中心として活動を続けていくつもりです。

 ここにあらためて、会員の諸先生方のご理解とご支援をお願いする次第です。どうぞよろしくお願いいたします。